近畿大学建築学部で、久しぶりに対面で講義をしました。テーマは「建築の持つパワー」です。
長岡市長時代の政策を事例に、質の良い建築物が市民の生活や行動に大きな役割を果たしたことをお話ししました。
建築学を学ぶ若者が、そのような役割を自覚して良い仕事をしてくれることを願います。
一つ目の事例は、中越地震において、コミュニテイー単位で入居してもらった仮設住宅と中山間地向けの復興住宅モデルが被災者を勇気づけたこと。
二つ目の事例は、子育ての駅「てくてく」が誕生した背景が子育て中の母親のニーズを的確に反映した結果であること。
三つ目の事例は、アオーレ長岡のにもつナカドマ等の自由な空間が数々のイベントを生み出す源泉になったこと。
これらの事例を丁寧に説明して、質の良い建築は市民生活に影響を与えるパワーを持つことを説明しました。
終了後のアンケートを読みましたが、学生の皆さんにはよく理解してもらえたというのが実感です。
また、このところネットによる講義か多かったのですが、対面の講義は学生の反応を肌で感じることができます。
キャンパス内にあふれるの若い熱気を感じ取ることができました。
充実した講義となりました。。
コメントを投稿するにはログインしてください。