みんなで歌った千人の第九コンサート


20121218daiku-1 12月16日、アオーレ長岡で開催された「みんなで歌おう千人の第九コンサート」に私も出演しました。
 「アオーレ長岡」オープニング記念イベントとして市民の提案で実現しました。
 嬉しいことに、約1,000人の合唱団の年齢構成は、上は80歳代から下は小学生までと大変幅広いものでしたし、小学生から高校生までの10代の若者約300人が参加してくれました。

20121218daiku-2 指揮は「炎のマエストロ」こと小林研一郎さん(写真)、ソリストは、ソプラノ・生野やよい、メゾソプラノ・坂本朱、テノール・佐野成宏、バリトン・福島明也の各氏という豪華メンバーです。
 オーケストラは、東京フィルハーモニー交響楽団を中心に長岡交響楽団のメンバーが加わりました。
 また、プロデューサーは三枝成彰さん、司会は露木茂さんという布陣で、お二人の楽しいトークもありました。

20121218daiku-3 なお、私のパートはバスで、これまで何回か第九に挑戦してきましたが、今回ほど思い切り歌い切った経験はありませんでした。まさに「炎のマエストロ」という定評通りの熱い指導に惹かれた結果だと思います。
 ところで、三枝成彰さんの解説は、「ベートーベンまでの音楽は楽しむため、または、気持ちよくなるためのものでしたが、ベートーベンは人生の意味等を主張をする音楽を始めました。第九は平等や自由という革新的な思想を言葉で明確に伝えるため、交響曲に初めて合唱を加えましたが、最初はさんざんな評価でした。」といった興味深くわかりやすい内容でした。

20121218daiku-4 フィナーレに、4人のソリスト、三枝成彰さん、露木茂さんに私も加わり、オーケストラの伴奏で長岡市歌(三枝成彰作曲)を全員で高らかに歌いあげました。
 オーケストラの伴奏は金管楽器のファンファーレが付いた勇壮なもので、このブログでお聞かせできないのが残念です。

 今回の千人の第九は、長岡市音楽アドバイザーの船橋洋介さんをはじめ大勢のスタッフの皆さんの熱意で練習を重ねることができました。そのため、パフォーマンスに陥ることなく、しっかりとした合唱に仕上がったと自画自賛しています。
 三枝さんは、「第九は1年の総決算にふさわしい曲で、来年も頑張るぞという気持ちにさせてくれます。」とおっしゃいました。体の底から思い切り歌うことで、本当にそんな気持ちになりました。関係者の皆さんに心から感謝申し上げます。