7月6日、東大まちづくり大学院で、「地域発の生きた政策-市町村の政策開発力」というテーマで、講義をしました。
講義の目的は、地方分権改革が進行する今日、市町村の政策開発力が問われている中で、如何にして地方発の生きた政策を開発していくことが大切であることを、長岡市の事例を交えて解説し理解してもらうということです。講義は約3時間。結構ハードでした。
中越地震からの復興、子育ての駅、総合支援学校のカリキュラム改革、アオーレ長岡の事例を解説し、地域発の生きた政策を生む条件として、① 市民ニーズの的確な把握、② 地域特性への的確な対応、③ 市民との協働、④ 縦割り政策の総合化、の四つの視点が重要だと約3時間熱を込めての講義でした。
大学工学部14号館に集まった「学生さん」は、自治体職員、建設コンサルタント、NPO法人等の多様な分野で活躍中の社会人です。経験が豊富な皆さんだけに熱心で、質問時間は約30分取りました。「市民協働という市長は多いけれど本気ではないケースが多いのは何故ですか?」などという鋭い質問がきました。
社会人が対象ですから、講義開始は18時40分からで、終了したのは21時35分でした。しかし、皆さんお元気ですので、そのままでは終わりません。
誘われて、久しぶりにライトアップされた赤門を横目で眺めながら本郷三丁目の餃子屋さんへ。夜11時過ぎまで、まちづくり談議に花を咲かせました。
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