唐津市の「からつ夢バンク」20周年記念式典で講演 演題は「市民協働の時代」


 4月14日、唐津市のまちづくり団体「からつ夢バンク」の20周年記念式典で、「市民協働の時代 -アオーレ長岡の成功事例を中心として」と題して講演しました。
 式典には、古川康、大串博志両衆議院議員、山下雄平参議院議員、田中秀和唐津市議会議長をはじめ、約100名の市民が出席しました。

 「からつ夢バンク」は、小島起代世(写真中央)さんというごく普通のご婦人が中心となり、旧唐津銀行の活用法を考えていこうと20年前に設立。様々なイベントを主催したり、他のイベントを支援したりしている団体です。
 また、虹の松原の松ぼっくりで「ゴジラの駅長さん」(写真)を製作するなどの本当に楽しい市民活動を展開してきました。

 講演では、「行政と市民はそれぞれの役割や限界が異なり、市民が行政の下請けになるのではなく、それぞれの持ち味を生かし合う関係が真の市民協働です。」と、私の信念を述べました。また、「アオーレ長岡」において、市民がイベントの企画や運営をしている状況を説明し、市民の意欲と工夫を呼びだす「場所」をつくったのが、アオーレ長岡の中心的なコンセプトだと説明しました。

 今回の講演は、沖縄まちの駅連絡協議会の赤崎隆三郎さんのご紹介で実現しました。
 また、唐津市とは、大林宣彦監督の映画「この空の花-長岡花火物語」からはじまり、北海道芦別の「野のなななのか」を経て、唐津市の「花筐/HANAGATAMI」へとつながった「古里映画三部作」というご縁もあります。さらには、国土交通省の後輩にあたる山下正美さんが唐津市を退職後、唐津商工会議所の専務理事を務めているというご縁も重なりました。
 もちろん、終了後の懇親会は大盛り上がり。笑顔、笑顔の大交流会でした。(写真)


 当然のことながら、映画「花筐/HANAGATAMI」にたびたび登場した虹の松原と高島の風景や唐津くんちの曳山など、唐津の自然や文化を満喫しました。家内ともども、ご縁のありがたさを感じた二日間でした。
 小島起代世さん、赤崎隆三郎さん、山下正美さん、そして大林信彦監督をはじめ、皆様、本当にありがとうございました。