3月9日(現地時間)、ホノルル市ワイキキ沖で今年で3回目となる長岡花火を打ち上げました。
花火の最初に、戦争や災害の犠牲者の追悼、災害からの復興、さらに世界平和への願いを込めて、白菊が夜空を飾りました。
この白菊に込めた長岡花火の心は、FM放送を通じて着実にホノルル市民に伝わりました。
また、花火の打ち上げ開始に先立ち、市長、総領事、花火のホノルル側のスポンサー、長岡市からの訪問団など約300人を前に、私が、長岡花火に込められた心や東日本大震災から3年の想いを伝えて黙とうを呼びかけました。
コールドウェル市長をはじめ、ホノルル側の皆さんは「黙とう」の意義を理解し協力してくれました。
写真はフェニックス花火ですが、今年初めて、FM放送を通じて流れる平原綾香さんのジュピターに合わせて打ち上げました。
インターネットを通じフェニックス花火を見た平原綾香さんのメッセージです。
「今週から「ラブ・ネバー・ダイ」というミュージカルに出演するため、そのリハーサルでどうしてもハワイに行けず、とても残念です。復興10年という大事な年、またジュピター誕生100年の年に、ハワイでフェニックスを(ジュピターとともに)上げていただいて、すごくうれしく思います。今回ハワイには行けませんでしたが、8月には必ず長岡に行きたいと思っています。」
終了後のコールドウェル市長のコメントです。
「仙台や福島など津波の犠牲になった方たちのために黙とうをささげようと言ってくださり、みんなで黙とうしたからこそ、ますます花火に慰霊の意味があるということを強く感じました。妻は日系アメリカ人ですので、お寺に慰霊の白菊をささげていますので意味はよくわかります。」
また、重枝総領事のコメントです。
「去年も拝見しましたが、今年は気持ち、技術、心がアップしていて、花火が生きている感じがしました。世界のいろんなところで花火を見てきましたが、やっぱりこの長岡の花火は世界一だと思います。技術のほかに心が乗っかっています。この技術と心を二つ合わせていることでみんな感動したと思います。ぜひ、この花火は日本の心として世界に発信していただきたい。がんばってください。」
お二人とも、心から長岡花火の心を理解してくださっています。
また、コールドウェル市長は、花火の前日の「フレンドシップパーティー」での挨拶で、「アメリカの花火は独立記念日や新年のお祝いのときなどに打ち上げるものだが、長岡の花火は1945年8月の長岡空襲で亡くなった方々の慰霊と平和の祈りが込められている花火です。その長岡花火がワイキキで打ち上げられるというのは意義があることです。長岡とホノルルの友好の証しとして絆を深めるとともに、さらなる日米友好の発展につながるものです。太平洋戦争終結70周年というものは日米友好の絆を新たに深めることにつながるでしょう。」とおっしゃいました。
今回、花火に込めた「長岡の心」が着実に伝わっていることを実感し、本当に感激しました。
コメントを投稿するにはログインしてください。