米海軍の新聞に掲載!来年8月に真珠湾で打ち上げる長岡花火


Hicam News 米太平洋艦隊の新聞「Hickam News」に、「日本の長岡市、真珠湾との絆を強める」という見出しで、来年8月に真珠湾で打ち上げる平和を祈る長岡花火に関する記事が掲載されました。
 アメリカ側の理解が進んでいることがわかります。

 日本語訳を「続き」に掲載しました。

日本の長岡市、真珠湾との絆を強める

 第73回真珠湾攻撃を記念する12月7日の式典に参加するため、米国及び世界中から多くの人々がハワイに向かっている。
 特に長旅をしてハワイを訪問するのが、森民夫氏である。同氏は日本の長岡市の市長で、今週日曜日の式典に参列するため長岡市から訪問する。市長が参列するのは今回が初めてである。海軍ハワイ地域司令部・中部太平洋海軍水上群司令官リック・ウィリアムス少将の招待によるものである。
 長岡市はホノルル市が公式に締結している姉妹都市のひとつであり、同市は長年にわたりホノルル市や真珠湾との実りある交流を続けている。このような交流は両市間で学生交流が始まった2007年以来のことである。
 「交流の中でも重点が置かれているのが日本の学生が真珠湾追悼式典に参加することであり、長岡市の山本五十六記念館とアリゾナ記念館の連携である。」と森市長は述べている。
 「長岡の学生は毎年12月のハワイを訪問し、両市が共に体験した戦争について、そして戦った英雄たちをアメリカがどのように誇り、敬意を表しているのかを学んでいる。」と森市長は語っている。
 長岡市は、2,403人のアメリカ兵が犠牲となった真珠湾攻撃を司令した山本五十六長官の出身地である。一方、1945年8月1日、長岡市はアメリカ軍の爆撃により破壊され、1,485人が命を失った。
 「私たちもホノルルの人々と同じように戦争の痛みを体験している。我々自身だけでなく次世代の人々のためにも両市が相互に理解し合い、平和を遂行していくことを願っている。」と森市長は語っている。
 「今年の12月に計画されている青少年の交流は、このような願いと取り組みに基づくものである。私は真珠湾追悼式典に妻を伴って長岡の学生たちと共に参列する。」と森市長は続ける。
 長岡とホノルルの友好交流が2015年にはさらに強固なものになっていることは確実である。長岡市は第2次世界大戦終結70周年を記念し、また日米両国の平和復帰を祝して来年真珠湾にて長岡花火を打ち上げる。
 長岡市は同市で作られる独特の花火で有名であり、毎年夏には花火大会が開催され90万人以上の見物客を魅了する。
 2015年の記念事業をホノルル市と共同で開催することは、日米両国を固い絆で繋ぐ新たな方法でもあると森市長は感じている。
 「私たちは70年近く日米両国の平和の絆を大切に育ててきた。日本軍が攻撃した、まさにその地である真珠湾で花火を打ち上げることで、2015年の記念事業を締めくくりたい。」と森市長は話している。
 2015年8月15日に開催されるこの記念事業は、歴史上起こった悲劇によって犠牲となった人々を追悼し敬意を表すためばかりでなく、日米両国の平和交流を未来志向で遂行することを象徴し、世界の平和に向かって共に歩んでいくためのものである。
 「米国海軍、ハワイ地域海軍、ホノルル市・郡、国立公園局、国立太平洋武勇顕彰史跡、太平洋歴史公園局、太平洋航空博物館、戦艦ミズーリ財団及びこの記念事業に御支援いただいている多くの方々に対し、私たちは深く感謝を申し上げる。」と森市長は謝意を表している。