8日、山古志地域の種苧原地区で、地元有志の実行委員会による「古志の火まつり」が開催されました。
約2,800人の観衆が見守る中、賽の神に点火すると、あっという間に巨大な火柱が立ち上がり、同時に復興祈願の花火が打ち上がりました。
賽の神は、無病息災、五穀豊穣を願う雪国の伝統行事ですが、中越大震災から5年目の今年は、復興への決意を新たにする炎となりました。
この日のために、地域住民が一人一束を目標にカヤを持ち寄り、大人20人がかりで5日間かけて作りあげた賽の神は、高さ25メートル、直径10メートルという巨大サイズです。
スケールと住民の団結力とで日本一を誇ります。
今年は近年にない少雪で、長岡の平野部には雪はほとんど残っていませんが、会場周辺にはまだ雪が残っていました。
この時期の棚田は、雪と水と土とが調和して、本当に美しい風景です。
住民の皆さんには、これからも四季折々の自然を活かしたイベント等で魅力あふれる地域づくりに励んでいただきたいと思います。