10月6日、約50名の長岡市ホノルル親善訪問団とともに、ホノルルを訪れました。
今回の訪問は、真珠湾攻撃を行った山本五十六の出身地である長岡市民が、ホノルルを訪れ相互理解を深めることを目的として、長岡市国際交流協会が企画したものです。
到着早々、真珠湾攻撃で沈没した戦艦アリゾナの真上に建設された「アリゾナ記念館(写真)」を訪問し、戦死者を慰霊し平和への祈りをこめた慰霊献花式を行いました。
慰霊献花式は、アメリカ軍関係者やホノルル市当局の協力も得て、スムースに実施することができました。
約50名の訪問団は、貸切の船で湾内に浮かぶアリゾナ記念館に案内していただきました。
私は、アメリカ側の代表であるウェズリーー氏とともに、戦死者の氏名が刻まれた白い壁面の前で、「長岡市長森民夫」と書かれた花輪をささげました。その後、海面に向かい花を一輪ささげました。海への献花は特別のことだと伺いました。
ところで、アメリカ側の山本五十六に対する評価は、極めて公平で、むしろ、好意的だと感じました。
資料館に展示されている解説には、一貫して戦争に反対していたこと、また、アメリカの国力の大きさから開戦すれば奇襲攻撃による短期決戦しかないことを知っていたこと等が正確に記述されています。
また、案内していただいた退役軍人のウェズリー氏も開戦の決定は政府の責任であり、軍人は例え個人の意見と異なる場合でも政府の決定に従うのがシビリアンコントロールの真髄だと話しておられました。