地域コミュニティの防災安全活動の中核を担うとともに、市民と行政、企業の仲立ちをする「中越市民防災安全士」を育成することを目的とした中越市民防災安全大学が6月29日(土)から11月2日(土)の13週に渡って、今年も開講されています。
講師による講義にとどまらず、心肺蘇生、AED使用法、異物除去、及び、止血法などの普通救命などの実技講習も実施されています。(写真)
(社)中越防災安全推進機構が、平成18年から開講していますが、昨年度まで7年間の累計人数は、335人と年間平均50人が受講しています。
最終日に防災士試験をし、認定書を授与し、全国的資格のNPO法人日本防災士機構が任命する「防災士」の受験資格を取得できます。
全国的資格「防災士」の受験資格を得るための講座は、通常6万円程度かかります。これと比較すれば、受講料1万5千円は高くはありませんが、個人で負担するには決して安価とは言えません。
その中で、年平均50人が受講していただいていることは、市長として誇ることができます。
記念撮影の後、受講中の皆さんに、「先週首相官邸で開催された中央防災会議防災対策実行会議の出席し長岡市における中越防災安全士の状況を胸を張って報告したこと」をお話し感謝と激励を申し上げました。(写真)
私は胎内市在住の高橋と申します。生活も仕事も胎内市ですが今年度(平成25年度)中越市民防災安全大学に受講生でお世話になっております。かねてから受講したかったのですが、今年度やっと私の環境が整い、念願かなって通わせて頂くことができました。地震のみならず、水害や雪害など幾多の災害に立ち向かい、それを逆に自らの成長へとつなげてきた中越市民の魂に毎回通学の度に刺激を頂いております。下越地域は中越地域に比べ、近年大規模災害には見舞われてはおりませんが、櫛形断層・月岡断層などの断層地帯はなかなか油断できません。この中越市民防災安全大学で学んだ多くのことを糧に、郷里の地域防災に役立てられる人材へと自らを成長させたいと思っております。講義も残り2回となり「もう終わってしまうのか」といったどこかもの悲しさがありますが、残された有意義な時間を大切に学ばせて頂きたいと存じます。
最後に追伸ですが、中越市民防災安全大学に森市長が見えたとき、私の仕事の切り上げが遅くなってしまった時で、長岡に向かうのが少し遅くなってしまい、講義に遅刻してしまいました。その結果、せっかくお越しいただいた森市長にお会いすることができず、一緒に記念写真に入ることもできず大変残念で悔やまれます。このことが私の唯一の心残りです。
高橋 雅慶