12月8日、細川厚生労働大臣が長岡市を訪問され、子育ての駅「ぐんぐん」と市民グループが運営する多世代交流館「になニーナ」の活動を視察されました。
子ども手当の負担をめぐって、国と地方とで意見が対立している中での突然の訪問でしたが、長岡の子育て施策の実態を見ていただいたことは、今後の議論をより深くするために有益だったと考えています。
全国市長会の主張は、「現金を配る施策に偏ることなく、サービスを提供する施策とのバランスを取ってほしい。現金を配るだけの施策は国の負担でお願いするが、現場の工夫が生かされるサービスを提供する施策はもちろん地方も負担する。」というものです。
今回の視察は、地方の工夫による子育て支援施策の実態をご覧いただいたわけで、大変有意義なものになりました。
「ぐんぐん」に続き、NPO団体が運営する「多世代交流館になニーナ」(佐竹直子代表)にご案内しました。
今後、血の通った子育て支援施策を強化していくためのは、、市民活動との連携が今後ますます重要になることを知っていただき、霞が関の机上で策定した施策ではなく、現場のニーズに直結した施策に光を当ててほしかったからです。
細川厚生労働大臣は、大変深い感銘を受けられたご様子でしたので、になニーナにお邪魔して多少なりともご迷惑をおかけしたことが、日本の子育て支援施策の充実に役に立つであろうことを確信しました。