大正の頃「与板大仏」として親しまれた万歳閣の釈迦牟尼仏の頭部が、浄土宗総本山知恩院に安置されていることが80年ぶりに発見され、マスコミにも取り上げられました。
このたび、拝観をお願いしたところ快く承諾いただきましたので訪問してきました。
知恩院本堂から100段ほどの石段を上った法然上人御廟近くの御廟所位牌堂に仏頭は安置されていました。
知恩院は、浄土宗総本山だけあって大きな組織ですが、法然上人の御廟の責任者である菅原達孝守廟長と文化財管理の責任者である前田昌信文化財保存局長にご案内いただきました。
様々な事情から頭部だけ切り離され長岡市に一時移されていた仏頭が、知恩院に安置されていたわけですが、どんな旅をされたのか感慨深いものがあります。
なお、釈迦牟尼仏と同じく藤井界雄師による阿弥陀仏立像は、宝佛殿に安置されていました。
今回は京都府の山田知事のご縁で、幸いにも知恩院の上層部の方々とお会いでき、お話することができました。
今後、お付き合いを深めていきたいと思います。
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