還暦の年に花嫁の父を初体験



131wedding.jpg 9日は私の満60歳の誕生日です。つまり、還暦を迎えたというわけです。
 1949年4月9日に生まれました。4と9という一般的に縁起が悪いとされている数字が重なっている日です。
 マイナス×マイナスがプラスであるように、逆に運に恵まれた人生だったと思います。

 市長に初当選した時のキャッチフレーズは「バリバリの50歳」でした。
 50歳から60歳までは、中越地震、合併等めったにない経験をしましたが、それにもかかわらずあっという間の10年でした。

 ところで、還暦を迎える直前の5日、次女のみゆきが結婚し、花嫁の父を初めて体験しました。

 花嫁の父の気持ちとは一体どんなものだろうかと想像していましたが、案の定、様々な思い出が浮かんでは消えるという感傷に浸った一方で、立派に成長した娘の姿に満足感も味わいました。

 振り返ってみると、幸いにも、これまでの人生での貴重な経験、成功も苦境も、様々な方との出会いも、無駄になったことは一つもないというのが実感です。

 そういた貴重な経験を生かし、全国市長会会長として、少しでも日本のお役にたてるということは、本当に幸せなことです。

 月並みな表現で恐縮ですが、還暦以降の人生は神様が下さった余分な時間だと改めて自覚し、「恩返し」に心掛けたいと思います。