7月3日、震源地に近い都江堰市(トコウエンシ)郊外の農村部の仮設住宅地区を訪問しました。写真は、都江堰市長に義捐金を渡している場面です。
写真の後方に見えますが、仮設住宅の外観は日本と同様の長屋形式の長方形で、配置も日本と同様の配置ですので、一見、日本の仮設住宅と同じように見えます。また、通路等は舗装され、樹木等も植えられ、環境にも配慮されていました。
しかし、住戸内は日本と大きく異なります。詳しくは、「続き」をお読みください。
写真は住戸の内部です。このように約18㎡のまったくのワンルームタイプで、ベッドが1台に数脚の椅子が置いてありました。そこに、3~4人で住みます。
台所、トイレ、及び、シャワールームは十数戸に一か所の共用です。
ここは、農村部ですので、従来の村単位で入居しており、村の組織が入居後の管理を担当しています。コミュニティがしっかりしている点は安心ですが、キッチンその他が共用ですので、長期に住むには問題があるでしょう。
写真のおばあさんは、コンロがないので、お茶も出せないと済まながっていました。庶民の人柄の良さを感じました。