11月の初日、爽やかな秋晴れの琵琶湖畔。市町村職員等を対象にした「市町村国際文化研修所」で講演をする機会に恵まれました。
研修所の母体は「(公財)全国市町村研修財団」です。私は全国市長会長時代にこの財団の理事長を務めていましたが、その時は、訪れる機会がありませんでした。それだけに、今回訪問することかできて本当に感慨深いものがありました。
研修所の周辺には、比叡山(写真)もあります。今回は日帰りしましたが、本当にもったいないなと思いました。
今回のセミナーは、市町村長等を対象にした「地域経営塾」という講座の一環です。私は、「地域発の生きた政策-市町村の政策開発力-」というテーマで90分お話ししました。
聴講者は、菅良二・今治市長をはじめ23名の市町村長や副市町村長等の幹部職員で、とても話しやすい雰囲気でした。
地方移住の希望者の増加傾向等の最近のトピックスをお話した後、地方自治の歴史と意義から、地方の政策開発力の大切さを強調しました。
次に、市町村の政策開発力を高めるための条件として、(1)地域特性に徹底的にこだわる、 (2)全国一律の基準を地域化する、(3)国、都道府県、市町村の横割りを乗り越える、(4)国の縦割り政策を総合化する、(5)行政と市民との協働を最大限に生かす。
以上、五つの条件を提示しました。
そして、それぞれの条件の具体的な事例として、長岡市の 1.災害復興住宅、2.教員サポート錬成塾、3.子育ての駅、4.総合支援学校カリキュラム改革、5.アオーレ長岡の実例を挙げ、その意味を解説しました。
研修所は、宿泊施設も整っています。次の機会があれば、必ず宿泊しようと思いました。
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