今年4月から試運転を行ってきた生ごみバイオガス発電センターが、7月1日、本格的な稼動を開始しました。
JFEエンジニアリング(株)を中心とした企業グループの資金と技術を活用したPFI事業として建設のみならず管理も実施します。
燃やすごみの大幅な削減、低炭素化社会の構築、再生可能エネルギーの利用促進を目的として、生ごみから徹底的にエネルギーを取り出します。
今後のエネルギー対策のモデルとして国内だけでなく、アジア各国からも非常に注目されています。
生ごみを発酵・分解して発生するバイオガスで発電しますが、発酵残さ(残りかす)も民間のバイオマス発電所などの燃料として売却するので、生ごみを無駄なく100%利用できます。1日65トンの生ごみを処理量は、全国の自治体では最大規模となります。
この事業は、民間企業の技術力、地域の皆さんのご理解、市民の皆さんの分別へのご協力なくして成立しません。心から、感謝申し上げます。
なお、この施設には、次のように1石7鳥の効果があると考えています。
①発電(一般家庭の約1,000世帯分、年間4,800万円の節約)
②CO2の削減(年間2千トン)
③燃やすごみの減量(3か月間で約4割減)
④焼却灰の埋立地の延命
⑤ごみ処理経費削減(15年間で35億円)
⑥環境教育の場(子供たちの見学を積極的に行う。)
⑦シティプロモーション(既に試行期間中の3か月間で国内16団体が視察。)
コメントを投稿するにはログインしてください。