6月20、第8回全国藩校サミットin長岡が、同実行委員会(委員長:長岡藩牧野家第17代当主牧野忠昌氏)の主催により、長岡市立劇場で開催されました。
冒頭、全国28藩(過去最多)の藩主(殿様)が壇上に勢ぞろいした光景は、壮観という言葉がぴったりのものでした。(写真上)
その後、3人の講師による講演があり、最初に徳川宗家第18代当主の徳川恒孝さんが、江戸時代の教育は、子弟の個性や力量に応じた自由な教育だったことや武士、農民、町民、職人それぞれに応じた内容の濃い教育があったこと等興味深いお話をされました。(写真下)
また、二松学舎前学長の石川忠久氏が、河井継之助や小林虎三郎の漢詩を紹介されました。(私は以前から石川先生の大ファンです。)
市内の小中学生23人が、元気に論語の素読に挑戦した後(写真上)、河井継之助記念館館長の稲川明雄氏が様々な学問を認めた長岡藩のおおおらかな教育について講演しました。
最後に、ジャーナリストの櫻井よしこさんと長岡市国際交流センター長の羽賀友信さんと私の3人で、鼎談を行いました。
日本の文化にはそもそも多様性を許容する伝統があったこと、また、長岡藩をはじめとする藩校教育は、一人ひとりの意欲を重視していたこと等を紹介し、多様性を許容し意欲を重視する教育の大切さを確認しました。