今年3月に神戸市で開催された第25回技能グランプリの畳製作部門で、市内浦瀬町の小見頼広さんが、最高賞となる「厚生労働大臣賞」を受賞しました。
同グランプリは、全国の職人が日本一を目指し腕を競い合う大会です。
小見さんは、その報告のため、去る4月30日に父親の小見正明さん、中村長岡畳業組合長、加藤尚登市議会議員とともに長岡市役所を訪れました。
畳製作部門には17都道府県から、20歳から60歳までの幅広い年代の代表25人が参加しました。
競技は、一般的な畳と床の間に使う特殊な畳を5時間以内に完成させるものだったそうです。
小見さんは、参加者の技術が拮抗する中、初出場で、しかも最年少の25歳の若さで最高賞の受賞という快挙を達成されました。
ものづくりのまち長岡に、また一人優秀な人材が育ち嬉しく思います。
小見さんは畳を作るお父さんの姿を見て育ち、小学生の頃には家業を継ぐ決心をしたそうで、全国のお父さんがうらやましがるお話を伺いました。
「受賞が終着点ではない。技術をさらに磨きたい」と、いうご本人の言葉どおり、これからも日本の伝統を後世に伝えるため努力されることを期待します。