東京で新潟港利用活性化フォーラムを開催


61-1minato.jpg 25日、長岡市、新潟市、三条市、聖籠町の共同主催による「新潟港利用活性化・産業発信フォーラムin東京」を、東海大学校友会館で開催しました。
 最初に、(財)日本総合研究所会長の寺島実郎氏が、講演をしました。大変示唆に富んだ内容で、ここ数年で日本の対米貿易が大幅に減少し、対アジア輸出入額が対米のそれを上回るという革命的変化があったこと、また、それにより日本海側の港湾の重要性が大幅に増加したというものでした。数字を明示したお話しは、これまでの対米一辺倒の思い込みを改めるに十分な内容で、まさに日本海時代の到来に確信が持てる力強いものでした。
 続いて、私と篠田新潟市長、国定三条市長、渡邊聖篭町長によるパネルディスカッションを行いました。

61-2minato.jpg 私からは、新潟港との関係で長岡での企業立地の優位性が増大していることを踏まえ、長岡市の企業誘致戦略について次の三点に整理して説明しました。

①現在の長岡における工業の技術力が極めて高いこと

②長岡市には長岡技術科学大学をはじめとする3大学1高専があり、技術的支援体制と人材の供給が十分であること

③現在長岡市で計画中の西部丘陵地区の工業団地開発が、過去に例のない革命的な優れた開発であること

 特に、西部丘陵地区の開発については、187haという広大な土地を1㎡当たり267円という破格の価格で取得できたため、工業団地造成後の最終的な分譲価格が1万円以下となり、競争力が極めて高いこと、また、分譲価格に占める素地価格の比率が極めて低く金利負担がほとんど無視できるため、長期的、かつ、計画的な開発が可能であること等、有利な条件にあることを説明しました。
 最後に、天地人ネクタイをご披露し、来年の大河ドラマ「天地人」を契機に、ぜひ、長岡に視察に来てしてほしいとお願いしました。