中越大震災から4年目を迎え、23日、太田小・中学校体育館で、長岡市主催の追悼式を挙行しました。
約150名の参加者による黙祷と献花の後、太田小・中学校の児童・生徒が地域再生に向けた学習成果の発表と全員のギター演奏を披露してくれました。
とかく、山古志地域だけがクローズアップされがちですが、太田地区で、2人の命が失われたこと、太田小・中学校の児童・生徒も他校を間借りした授業を強いられたこと等々、参加者全員が当時の苦労を改めて思いおこしました。
今回の太田地区での追悼式は、私にとって特別の感慨があります。
災害発生直後、太田地区の濁沢町でがけ崩れによる火災が発生したという第1報がありました。まだ全市の被害の全貌が不明の段階でしたが、がけ崩れで消防車が現場に行けないことがわかり、これは容易ならない災害だということが、理解できたました。
結局お2人の尊い命が失われました。また、その後紆余曲折がありましたが、3軒の旅館の復興もありました。
私にとって、太田地区は、災害と復旧の原点ともいえる地域です。その地域で、追悼式を挙行することができ、ようやく肩の荷が下りた感じがします。