13日、多摩動物園から譲り受けたトキ近似種、クロトキ4羽とムギワラトキ2羽が、悠久山公園に到着しました。翌14日には、中貫保育園の園児たちと歓迎式を行い、一般市民にも公開しました。
環境省は、鳥インフルエンザによるトキ全滅のリスクを回避するため、トキの分散飼育の方針を打ち出しました。佐渡以外の地で増やしたトキを佐渡に返すことにより、トキの自然復帰を進めようという政策です。
寺泊と合併し佐渡との友好関係ができた長岡市は、自然復帰を応援する意味から、分散飼育候補地への名乗りを上げました。
長岡市以外には、出雲市と能登地域の2地域が名乗りを上げています。それらの地域では、既にトキ近似種の飼育を始めています。長岡市でのトキ近似種飼育は、本格的な分散飼育を実施するための予行演習です。