10月15日、東京築地の朝日新聞東京本社で、100名を超える新聞記者に対し、現場から見た自治体財政について講義を行いました。
「地方分権の現場から見た自治体財政」と題し、地方債の常識と非常識、財政破綻の実例(夕張市)、行財政改革の実例、地方財政の確立、地域主権の効果について、表やグラフを中心により具体的に説明をしました。
特に、事業の要・不要を判断する3条件「整備する施設やインフラが真に必要なのか否か」「設計が必要以上な構造や装飾華美になるなどの無駄はないか」「維持管理費が財政運営において大きな負担にならないか」については繰り返し説明しました。
ステレオタイプな自治体財政論とは異なる刺激的な内容に、驚いた方もいたようですが、さすがに、問題意識が高い記者さんだけあって、バランスシート、市町村合併、地方交付税等について鋭い質問がありました。
高度な内容にもかかわらず、かなり手ごたえを感じましたので、ストレスの解消になりました。