(社)日本ケーブルテレビ連盟信越支部新潟県協議会が主催する情報交流会が5日、蓬平温泉「和泉屋」であり、歓迎のあいさつに出向きました。BS放送やWOWOWなどの番組サプライヤーを中心に80名が、大雪にもめげず集まりました。
私は、同じメディアでもいわゆるマスメディアとケーブルテレビのような地域メディアの役割には質的な差があると常々考えています。
マスメディアからの情報は、画面の向こう側の自分の日常生活とは異質な世界の情報が多く、野次馬的な興味はあるものの、流された情報は、すぐに忘れてしまう性質のものが多いと思います。先日、ほとんどのチャンネルが朝青竜問題を一日中取り上げていたことが良い例です。
反対に、地域メディアの情報は、画面の向こうとこちら側の自分とが一体化する情報で、視聴者の興味が格段に深い。中越地震の時の災害対策本部会議の中継が良い例です。
視点を変えれば、身近な情報を流すことでができるということは、地域コミュニティがしっかりしているということでもあります。例えば、東京では、地域情報に対する関心が、長岡に比べ格段に低い。地域コミュニティが崩れつつあるからです。
少々、飛躍しますが、地域メディアは、コミュニティが生きている地域でこそ真価を発揮しますし、逆に考えれば、地域メディアは、コミュニティの維持、育成に多大な役割を果たしていると言えます。
地方分権を推進するためには、まず、メディア(特に映像系の)の地方分権を推進しなければなりません。
(写真は、会場の和泉屋さんです。先日、女将さんが職員研修会の講師に来てくださいました。)