東洋大箱根駅伝初優勝の原動力は山古志での合宿

117-1toyodai.jpg 箱根駅伝で初優勝した東洋大学の祝賀会が12日、都内で開かれました。

 東洋大学の創立者である井上円了は、長岡市越路地域に生まれ、長岡高校の生徒会「和同会」を創設しました。
 中越大震災の際は、大勢の学生ボランティアが被災者支援活動に山古志地域を訪れました。
 その後、長岡市と東洋大学とは、復興の分野で「包括連携協定」を結びました。
 そのご縁で、東洋大陸上競技部は、昨夏、山古志地域で合宿をしました。

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巨大「賽の神」で山古志復興への決意を新たに

113-1himaturi.jpg 8日、山古志地域の種苧原地区で、地元有志の実行委員会による「古志の火まつり」が開催されました。

 約2,800人の観衆が見守る中、賽の神に点火すると、あっという間に巨大な火柱が立ち上がり、同時に復興祈願の花火が打ち上がりました。

 賽の神は、無病息災、五穀豊穣を願う雪国の伝統行事ですが、中越大震災から5年目の今年は、復興への決意を新たにする炎となりました。

 この日のために、地域住民が一人一束を目標にカヤを持ち寄り、大人20人がかりで5日間かけて作りあげた賽の神は、高さ25メートル、直径10メートルという巨大サイズです。
 スケールと住民の団結力とで日本一を誇ります。

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山古志の牛の角突きが天皇皇后両陛下のお歌に

89-ryouheika.jpg 昨年9月、天皇皇后両陛下が山古志地域の復興状況を視察されました。

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 その時、両陛下に牛の角突きの練習をご覧いただいたことを、覚えておられる方も多いと思います。
 実は、両陛下は、その時の様子を歌にお詠みになられました。宮内庁のホームページに、そのお歌がアップロードされていますので紹介させていただきます。

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地域に開かれた新校舎が完成-市立東中学校

83-1totyu.JPG このたび、長岡市立東中学校の新校舎が完成しました。
 この新校舎には、二つの特徴があります。

 第一に、長岡市で初めて「教科センター方式」を採用したことです。
 この方式は、各教科専用の教室を設け、生徒が科目ごとに教室を移動するというものです。この方式の採用により、専門性の高い授業が可能となるとともに、生徒の授業に対す83-2totyu.JPGる積極性が育つといわれています。
 その一方で、クラスや学年のまとまりを大切にするスペースも確保しました。
 また、この方式の採用を決定するまでの間、教員、地域住民、卒業生が何回も議論を重ねましたが、その結果、細部まで配慮した設計となりました。

 第二に、中越大震災の教訓を生かし災害時に拠点となりうる設計を採用したということです。

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復興に向けフォーラムを開催、「絆」を再確認

52-1hukkou.jpg 25日、長岡NCホールで、復興の在り方を考えるフォーラム「ふるさと再生 よりよい明日に向かって」を開催しました。
 私から、高齢化等の課題が山積する中、多くの方々との交流により住民に明るさが戻っていることが復興の鍵となる。」と報告しました。
 また、魚沼市出身の大桃美代子さんが、故郷での復興支援のための「古代米作り」の実践報告をしました。

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復興へ新たな決意、太田地区で追悼式

51-1tuitousiki.jpg中越大震災から4年目を迎え、23日、太田小・中学校体育館で、長岡市主催の追悼式を挙行しました。
 約150名の参加者による黙祷と献花の後、太田小・中学校の児童・生徒が地域再生に向けた学習成果の発表と全員のギター演奏を披露してくれました。
 とかく、山古志地域だけがクローズアップされがちですが、太田地区で、2人の命が失われたこと、太田小・中学校の児童・生徒も他校を間借りした授業を強いられたこと等々、参加者全員が当時の苦労を改めて思いおこしました。
 今回の太田地区での追悼式は、私にとって特別の感慨があります。

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天皇皇后両陛下が中越地震からの復興状況をご視察

031-1tennou.jpg 8日、天皇皇后両陛下を長岡市役所にお迎えする光栄に浴しました。宮内庁の指示に従い、ノーネクタイ、ノー上着でお迎えすることとなり、失礼にならないかと心配しましたが、両陛下や随行者もクールビズでお越しになられましたので安心しました。
 最初に私と泉田知事とで中越地震からの復興状況をご説明申し上げました。その後、災害復興に功績のあった市民10名一人一人に対し両陛下からねぎらいのお言葉を賜りました。

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 長岡市役所での昼食に同席させていただきました。最初は、災害に関する話題中心でしたが、後半は、長岡のフェニックス花火や来年の大河ドラマ「天地人」までが話題にのぼり、大変和やかな雰囲気となりました。

 午後は、山古志地域の視察に同行しました。意外にも、両陛下はマイクロバスにご乗車になり、私もご同乗させていただきましたので大変緊張しました。

 山古志地域では、まず新築された牛舎をご覧いただきました。災害で生き残った牛はどれかというご質問や牛の品種についておのご質問を熱心にされておられました。その後、牛の角付きの練習風景をご覧いただきました。二頭の牛が両陛下の直前に迫るというハプニングがありましたが、両陛下は動じられる気配もなく微笑されておられましたました。

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中国大使が復興の参考にするため山古志地域を視察

005taisi.jpg  6月2日、在日中国大使の崔氏が、四川大地震の復興対策の参考にするため、被害の様相が似ている山古志地域の復興状況の視察に訪れました。四川省においては、土砂崩れにより形成されたダム湖の決壊による被害の拡大が懸念されており、山古志地域における対応について、特に熱心に質問していました。また、わずか四年で復興したこと、及び、国、県、市それぞれのチームワークが取れていたことに強い感銘を受けた様子でした。

 視察終了後、山古志住民から義捐金約30万円が送られましたが、崔大使は、同じ被災地からの温かい支援に心から喜んでおられました。

 その際の映像をどうぞ http://jp.youtube.com/watch?v=XrlZko6TzMQ

 

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