2月5日と6日の両日、1月に続く第2回目の「 地方議員のためのリーダーシップセミナー」を開催しました。
今回は、建築家の隈研吾さん、政治ジャーナリストの田勢康弘さん、そして前回に引き続き、私と早稲田大学准教授の永井祐二さんが登壇しました。
6日の午前中は、隈研吾さんが「地域を育てる建築物!」と題して講演!
まず、長岡市の「アオーレ長岡」の設計についての詳しい解説から始まり、まちづくりと一体となった建築、地域の特産物を活用した建築等、「地域を育てる建築」の実例について豊富な画像を駆使して解説してくれました。
世界各国のプロジェクトにわたる解説に、改めて、隈さんの活躍の幅広さを知りました。また、新国立競技場や高輪ゲートウェイ駅の設計にも触れてくださいました。
建築物単体ではなく、地域の中で生きる建築設計を心がけていることに改めて感銘を受けました。
5日の午前中は、田勢康弘さんが「令和新時代 どう生きる日本」と題して講演!
アメリカ大統領選の行方、トランプ大統領と安倍首相との関係、中国の監視社会の実情、韓国の対日感情の真実、IRの裏話等々、非常に多岐にわたる興味深い世界情勢について伺いました。
激動する世界の中での日本の選択が極めて難しい課題であることを改めて認識させられました。
早稲田大学環境総合研究センター研究員准教授の永井祐二さんは、1月の基礎編に引き続いて、「SDGsで地域が変わる(応用編1 )」と題して講演されました。
前回がSDGsの一般論だったのに対し、今回は、北九州市などの「SDGs未来都市」の指定を受けた各地方公共団体の取り組みの具体例について解説されました。
地域固有の課題とSDGsとを結びつけることの大切さが良くわかりました。
私は、「首長を唸らせる質問のコツ(その2)」と題して、前回が一般論の多い内容であったことを反省し、長岡市長時代の具体的な事例をお話ししました。
全国初の長岡市の政策、「子育ての駅」や「アオーレ長岡」が、議会の厳しい質問と提案により、時間をかけて組み立てられてきたことを説明。新しい地域発の政策とは、首長と議会とが緊張関係の中で持ち味を活かし合った連携をすることにより、生み出されるものであることを訴えました。やはり、具体的なお話をして良かったと感じました。
3月25日、26日の両日には、「東日本大震災の教訓を学ぶ!」と題し、東日本大震災当時、東北整備局長だった徳永日出男さんや復興庁事務次官だった中島正弘氏を講師としてお迎えし、災害対策特集として第3回目のセミナーを開催します。地方議員の皆さん!ぜひご参加ください。
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