初めての奄美市で講演!そして田中一村記念美術館へ


 6月24日から2泊3日で奄美大島に行ってきました。私も家内も初めての奄美でしたのでワクワクする旅路でした。
 今回は、友人の赤崎隆三さんが事務局長を務める「空港のある地域2019奄美会議」で講演(写真左)することがメインの目的でした。
 成田空港と奄美空港はバニラエアが就航していますが、今回の航空運賃は一人往復約1万2千円とビックリするほど安価です。LCCの普及はこれまで高額の運賃で結びつきが薄かった地域の絆を深め、新しい地域連携を生む原動力になると肌で感じました。

 講演の概要は地元の南海日日新聞に掲載た記事(写真左)に詳しく記されています。
 「地方自治未来論-地方発の生きた政策-」と題して、地域間の交流と連携により生まれる「顔が見える観光」等の可能性に触れる一方、長岡市のアオーレ長岡や中越地震からの復興等のお話をしました。これらの政策のキーワードは「交流」と「連携」だということを強調したわけです。

 二つ目の目的は、田中一村記念美術館の訪問でした。
 写真は、氏の作品の雰囲気を感じていただけるポスターの前で撮った家内とのツーショットです。
 実は、埋もれていた田中一村を世に知らしめた最大の功労者は長岡市与板地域出身で日本放送出版協会の取締役美術部長として活躍された大矢鞆音さんです。氏は記念美術館のオープンにも尽力されました。

 また、赤崎隆三郎さんは、田中一村を世に知らしめる切っ掛けとなった「田中一村遺作展(1979年11月)」の開催に中心人物として尽力された方です。それにもかかわらず大矢さんと赤崎さんはこれまで面識がなかったのですが、はからずも今回の奄美行きが契機となって、私がお二人を紹介する役割を果たすこととなりました。
 写真は5月4日新百合ヶ丘でのものです。本当に世の中は狭いです。

 また、嬉しい出会いがいっぱいありました。
 昨年沖縄県名護市のシンポジウムでお世話になった畠中敏成さんに再開、氏は現在奄美市大浜海浜公園の奄美海洋展示館の指定管理者として活躍していらっしゃいます。
 また、奄美市木工工芸センターの指定管理者としてUターンされた恵原佑光さんは、お父さんが田中一村遺作展の中心人物でした。

濱田太さんと
 さらに、写真家として世界で初めてアマミノクロウサギの子育ての撮影に成功した濱田太氏にもお会いすることができました。氏は、講談社写真部に勤務された後Uターンされされた方で、お陰様でハブの恐怖と闘いながら撮影した時の興味深い苦労話をたっぷりと伺うことができました。
 今回は、歴史的な出会いや新しい出会いに恵まれた本当に楽しい旅行でした。皆さん!ありがとうございました。