1月29日、福岡県大牟田市議会に招かれて、「地域発の生きた政策-アオーレ長岡を中心として-」というテーマで講演してきました。
昨年10月に長岡市で開催された全国都市問題会議での私の講演を聴き感心してくださった大牟田市議会議員さんが、他の市議会議員さんにも聴いてもらいたいという思いで、私を招くことになったのだそうです。
講演は、アオーレ長岡を中心としましたが、中越地震での木造市営住宅の開発の経緯、子育ての駅「てくてく」の誕生物語、総合支援学校における教育委員会と福祉部局とが連携したカリキュラム改革についても、地域発の生きた政策の事例としてお話しました。
大牟田市は、かつて三井三池炭鉱で栄えた街です。ジャイアンツの監督に就任した原辰徳さんの故郷でもあります。
また、おおむた大蛇山まつりの山車・「大蛇山」は、毎年ホノルルフェスティバルのパレードのトリを飾る迫力の山車で、私はホノルルで何度も見ていました。
その大蛇山をモチーフにしたゆるキャラ・「ジャー坊」(写真)が今年のゆるキャラグランプリで第二位に輝きました。
これらの情報を前夜の懇親会で仕入れて、講演の冒頭でお話したところ、会場はいっぺんに和やかなムードになりました。「冒頭のつかみ」は、講演成功の秘訣です。
そこで、長岡の紹介を兼ねて、大牟田市議の皆さんがどの程度長岡市のことをご存知かと、挙手をしてもらいました。
やはり、「長岡大花火」を知っている方は約8割と断トツの知名度でした。次いで「米百俵」が5割強、「河合継之助」が4割程度でした。「山本五十六」は、ほとんどの方がご存知ですが、長岡出身ということを知っている方はわずかでした。
また、新潟県が酒どころであるということは、ほとんどの方がご存知でした。
大牟田市庁舎は、昭和11年3月に竣工した「近世式鉄筋コンクリート四階建」と呼ばれる当時の官公庁に広く用いられた様式の建築物です。
現在、保存か一部利用か解体かをめぐって議論が進められています。審議会が何回も開催され議会でも議論がなされてきた経緯がありますので、今回は、この課題に関しての質問はありませんでした。
いずれにしても、新しい市役所に求められるもの、ワンストップサービス、市民協働スペース、分散配置等、市当局、議会、そして市民がどんな市役所にしたいかというコンセプトについて参考にしたいという意図のものでした。
今後の方針については、2月中旬に中尾市長が方針を明らかにするとのことです。
大牟田市には過去三代にわたり、国土交通省の後輩が副市長として出向して市長を支えてきました。
現在は、私よりも20年以上後輩の坂田昌平さんが副市長です。
伝統的な旧庁舎の一角にある市長室で、伊藤博文公の書の前で記念撮影をしました。
今回は、市議会での講演という良い経験をさせていただきました。皆さん!ありがとうございました。
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