母校・南中学校で「青少年平和交流サミット」のエピソードを中心に講演 


 2017年11月21日、私の母校・長岡市立南中学校創立70周年記念講演で講師をつとめました。メインテーマは「南中生に期待すること」でしたので、一昨年ホノルルで実施した慰霊と平和の花火の打ち上げなどの一連の平和交流事業のうち、「青少年平和交流サミット」についてお話ししました。
なぜならば、この交流サミットに参加してくれた15名の中学生のうち、5人が南中生で、特に、日本を代表して平和サミット宣言を読み上げてくれた生徒が、南中学校の久川涼佑さんだったからです。


 この「平和サミット宣言」は、長岡側15名、ホノルル側8名の中学生が、長岡とホノルルとを相互訪問し、何回もディスカッションをしてまとめてくれたものです。
その宣言の中で、「平和について様々な見方・考え方があることも学びました。」というセンテンスと「戦争を起こさず平和を築いていくためには、お互いの違いを理解し、お互いを尊重し、戦争の真実を学ぶ努力をすることが大切です。」というセンテンスが、特に気に入っています。

 そして、生徒の皆さんには、「自らの意見をしっかり持つ一方で、異なる意見に耳を傾ける度量を持ち理解を深めることで、成長していってほしい。」と、伝えました。
最初、中学生にどこまで理解したいただけるか緊張していましたが、講演をしながら、例えば、「私の家が正門前にあることを知っていますか?」、「”KY”という言葉は皆さんの中でまだ通用していますか?」、などど質問をして手を挙げてもらっていく中で、会場との一体感が私の中でも育っていったような気がします。

 講演終了後、生徒の拍手がなかなか鳴りやまなかったような気がします。私の思い違いかもしれませんが、それだけの手ごたえは感じていました。
また、生徒の代表の女子生徒から花束をいただきましたが、53年前の自分を思い出しました。

 終了後、大矢校長先生をはじめ先生方や記念事業の実行委員の皆さんと生徒と一緒に、記念写真を撮りました。
今回、生徒との距離がぐっと縮まった気がしています。大変、良い経験をさせていただきました。皆様、ありがとうございました。

最後に、「平和サミット宣言」の全文を掲載します。

平和サミット宣言

私たち、長岡ホノルル青少年は、戦後70年にあたる2015年、平和交流で出会いました。
私たちは、この交流を通して、ホノルルに真珠湾攻撃が、長岡に空襲があった悲しい歴史を共に学びました。今でも、戦争の傷跡は、戦争がどんなに苦しく悲しい出来事であったか、はっきりと語りかけます。長岡とホノルルで多くの方々が犠牲となり、多くの方々が大切な人を失い、自由が奪われたことを決して忘れてはなりません。

私たちは、平和について様々な見方・考え方があることも学びました。戦争を起こさず平和を築いていくためには、お互いの違いを理解し、お互いを尊重し、戦争の真実を学ぶ努力をすること、未来を担う仲間たちに、学んだことを客観的に伝えていくことが大切であることに気づきました。そして、平和を維持するためには、様々な立場で、努力し続けることが大切であることに気づきました。

平和のために、私たちができることは何でしょうか。それは私たちの身近なことから行動を起こしていくことです。一人ひとりが、家族や仲間、周りの人たちと語り合い、平和に向けて行動すること、そして、他の人たちの命と生活を、自分たちの命と生活と同じように大切にすることです。

私たち、世界の青少年は、心を合わせ、平和のバトンを未来につないでいく努力を続けることをここに誓います。私たちは地球に生きる仲間です。どこで生まれ育ったとしても、共に手を取り合い、平和な未来をつくっていきましょう。

2015年8月15日 長岡ホノルル青少年平和交流サミット参加者一同

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