7月12日、東京都渋谷区渋谷のアルセッド建築研究所を訪問、同所長で建築士会連合会会長でもある三井所清典先生に久しぶりに面会しました。
三井所先生は、山古志の中山間地型復興住宅の開発の中心になってご活躍していただいた方です。
長岡の建築士、工務店、材料メーカーとの協力関係の構築、被災者の皆さんとの交流等の当時の苦労や充実感などの話しに花が咲きました。
その後、中山間地型復興住宅の開発の成果を適用した山古志地域の竹沢団地が完成しました。(写真左)
三井所先生は、その後、能登半島地震の輪島市、東日本大震災の石巻市、平成23年台風第12号による紀伊半島豪雨の奈良県十津川村などで活躍されたそうです。先生は、「山古志の中山間地型復興住宅開発のノウハウが役に立ち、発展形の復興住宅建設につながった。」と、おっしゃいました。
左は、紀伊半島豪雨で被害を受けた奈良県十津川村で建設したモデル住宅です。
山古志の時と同様に、地域の風土に馴染んだモデル住宅を目の当たりにした被災者は、おおいに元気づけられたとのことです。
このモデル住宅が、公営住宅のモデルとして応用されたことは、山古志の時と同様です。
左は、同じく奈良県十津川村の「高森のいえ」です。
十津川村の高齢者福祉拠点と一体となった「安心安全拠点」を形成した全国の模範となる計画で、まさに山古志のプロジェクトの発展形と言えます。
過去の仕事が大きく発展したことを知り、本当に元気をいただきました。
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