上智大学法学部で中越地震からの復旧・復興と法令の役割について講義!


 6月29日、上智大学法科大学院教授・小幡純子先生のご厚意で、同大学法学部で「行政の現場と法令の役割-中越地震からの復旧・復興の実例から-」と題して講義をする機会を得ました。
 災害対策基本法や災害救助法が、中越地震の現場でどのように適用されたか、また、法の効果と限界とは何だったのかというお話を、実例を基本にお話ししました。


 具体的には、雄太ちゃん救出現場、避難指示や勧告、避難所の環境維持、仮設住宅の建設等の応急対策、また、複雑すぎる生活再建支援法と罹災証明発行のための被害度調査をめぐる混乱、さらには、復興基金を活用した復興、東日本大震災や熊本地震の被災地への官民協働型支援等々、多岐にわたり解説をしました。
 約320人の学生の反応は上々で、しっかりとした手ごたえを感じました。

 それにしても、上智大学は四ツ谷駅から至近の都心にありながら、赤坂御用地の緑地にのぞむとともに、キャンバス内に「聖イグナチオ協会」があり、大変恵まれた環境にあると思いました。
 写真は、12階にある小幡純子教授のお部屋から見た「聖イグナチオ教会」、そして、その向こう側の四ツ谷駅です。