5月17日(火)、佐渡裕さん指揮 トーンキュンストラー管弦楽団演奏会が長岡市立劇場で開催されました。
佐渡裕さんは、2015年秋、ウィーンの名門「トーンキュンストラー管弦楽団」の音楽監督に就任され、今回、その音楽監督就任を記念して全国ツアーとして開催されたのですが、実は、長岡公演は、氏自らの中越地震に対する強い思いにより実現したのです。
氏は、舞台挨拶で、中越地震の際にコンサートを開いて被災者を励ましたエピソードを紹介、今回は、ご自身の強い希望で長岡に来たとおっしゃいました。また、東日本大震災への支援活動も紹介されるとともに、熊本の被災地支援に対し協力を呼びかけられました。
実は、今回のツアーで舞台挨拶をするのは、長岡だけなのだそうです。それだけ強い思いをお持ちだったのでしょう。感激です!
そして、演奏終了後、自らロビーに立ち、熊本支援募金を実施されました。集まった募金は、熊本県内の学校で地震により破損した楽器の修復や代替楽器の購入、その他音楽設備の修復などに使用するとのことです。
トーンキュンストラー管弦楽団は、音楽の殿堂として名高い、ウィーン学友協会を拠点に108年の伝統を誇る欧州屈指のオーケストラです。
楽屋は、楽団員で華やいでいました。
国際色豊かな長岡市立劇場を見ることは、市長として大変嬉しいことです。
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