1月21日、大手通表町西地区再開発事業の安全祈願祭が開催されました。
この事業は、「大手通表町西地区市街地再開発組合(理事長:藤井良治)」が行う事業で、国と長岡市とが支援します。
ここまでこぎ着けるのに約20年という時間がかかりました。土地や建物の権利者、テナントとして入居する事業者をはじめとする関係者の合意を取り付ける難しさを考えれば、やむを得ない時間だったと考えます。
長岡市のような1地方都市のポテンシャルでは事業リスクを負担することが容易ではないからです。
私は、関係者の努力に敬意と感謝を込めて挨拶をしました。
再開発ビルには、これまで不便な位置に立地していた「社会福祉センター」が移転してくるほか、有料老人ホームとグループホーム、学習塾、分譲マンションが整備されます。
藤井理事長は、「市民に愛される場所づくりをしたい。」と挨拶しました。高い見識だと思います。
中心市街地の活性化のためには、何よりも市民のニーズに合致した施設としなければなりません。中心市街地は、バスなどの公共交通の結節点です。この立地条件を生かすためにも、高齢者、障害者、若者など、公共交通への依存度が高い市民のニーズに合致した開発にしなければなりません。長岡市の中心市街地活性化政策は、このような一貫した理念に基づいて推進していることを、ぜひ、ご理解いただきたいと思います。
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