アオーレ長岡の企画、設計、施工、及び、竣工後の使われ方が高く評価され、日本建設業連合会が主催する第55回BCS賞に選ばれました。
日本建築学会賞、日本都市計画学会賞に続く今回の受賞で、アオーレ長岡は建築の三冠王を達成しましたが、これは極めて珍しいことのようです。
表彰式は、11月14日(金)、帝国ホテル孔雀の間で開催され、同連合会会長の中村満義・鹿島建設社長から賞状を授与されました。
アオーレ長岡は、「長岡駅前の中心市街地に建つ市庁舎である。大屋根の下の広場「ナカドマ」に面して市庁舎機能を配置することで街の賑わいを生み出すことに成功している。周辺市街地との共存を目指した新しいコンセプトの市庁舎である。」と、高く評価されました。
BCS賞は、建築の企画、設計、施工、及び、竣工後の使われ方を総合的に評価します。
そのため、隈事務所、江尻建築構造設計事務所、森村設計、JVの大成建設、福田組、中越興業、池田組の社長さんなど、代表者が参加してくれました。
ブロンズのパネルには、すべての関係者の名が刻まれています。このパネルと盾は、アオーレ長岡が特に秀でているということで、特別に金屏風の前に飾っていただきました。
式典の最後に、私が受賞者を代表して謝辞を述べることになりました。
私は、かつて建築を学んだ一人でありますが、その時、優れた建築は生活の質の向上や文化の創造等、ソフトを育てるパワーを持つということです。
建築が持つそのパワーの価値に言及し、建築界の発展を願う気持ちを込めて挨拶をしました。
また、大学を卒業してから40年余りを経て、初めて建築で褒めていただいたような気がして、その嬉しさは例えようがありません。
設計、施工にご協力いただいた皆さんはもちろん、利用し育ててくださっている市民の皆さんに心から感謝します。
コメントを投稿するにはログインしてください。