6月6日、長岡市で、新潟県市長会と同町村会の主催による「人口減少問題に関するセミナー」を開催しました。
セミナーに先立ち、講師の増田・元総務大臣に山古志の復興状況を見てもらいました。
まずは、農家レストラン「多菜田」で腹ごしらえ、女性パワーによる山古志の食材づくしの料理を満喫してもらいました。
木籠の被災地をご案内しながら、山古志地域の人口が、震災前の半分近い1,150人まで減ったにもかかわらず、多菜田の女性たちのように住民にまだまだ活気があると説明しました。
その原因は、錦鯉や畜産等の産業があること、交流人口が増加したこと、長岡市から車で30分という地の利があること、自分達の経験が東日本大震災の被災地の役に立っているという誇りがあることなどではないかと指摘しました。
増田さんは、全国の参考になるケースだと、しきりに感心していました。
やまこし復興交流館「おらたる」では、災害発生から、全村避難、仮設住宅暮らし、帰村、そして現在までの過程を改めて確認しました。
元岩手県知事の増田さんは、「山古志の復興の道のりは、東日本大震災の復興への何よりの励ましになる。」と、感心していました。
長岡ニューオータニホテルで開催した「人口減少問題に関するセミナー」には、県内30市町村の首長等が集まりました。
特に、「子育てがしにくく出生率が1.1以下と極端に低い東京圏への若者の一極集中が最大の問題だ。」との増田さんの指摘に熱心に聞き入っていました。
地方の子育て環境の更なる向上と若者の雇用の場の整備が課題であることがよくわかりました。
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