栃尾秋葉門前商工プラザ「とちパル」が、栃尾地域の中心商店街の一角に誕生しました。
この施設は、単なる商工会館ではなく、「にぎわい拠点・コミュニティの場」と「商工会館」とが一体となった複合施設です。
運営は商店街が中心となった「合同会社とちパル」が行うこととなっており、アオーレ長岡と同様なコンセプトに基づいています。
「とちパル」の良さは、何といっても、交流の拠点として絶好の位置にあることです。
表側は中心街路に面していますが、裏側は上杉謙信ゆかりの名刹・常安寺の門前広場に面しており、門前広場と「とちパル」とを有機的に連携させたイベントが可能です。
1階は、特産品の販売と飲食ができる店舗、情報案内、休憩処、各種展示ができるスペースとなっています。
また、将来的に出店を支援するチャレンジショップも出店しています。
なお、栃尾商工会の事務所スペースは2階となっています。
3月22日、オープニングセレモニーが行われましたが、1階では、栃尾出身の外山脩造展が行われていました。
外山脩造は、アサヒビール、商業興信所等の創業に関わるとともに阪神電鉄初代社長となり、関西財界の礎を築いた財界人です。河井継之助に付き添いその死まで行動を共にしたことは、司馬遼太郎の「峠」にも寅太として描かれています。
1階では、外山脩造展の他に、謙信愛用の兜の前立(市指定文化財)の限定展示も行われていました。
3階は、コミュニティフロアで、この日は、栃尾地域内園児の絵「私の好きな人」の展示(3月22日~4月30日まで)が行われていました。
地の利を生かすとともに、地元に密着した様々なアイデアによる運営が行われることにより、中心商店街の活性化がおおいに期待されます。
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