11月2日、全体で1,000名を超える死者・行方不明者をだした釜石市でも「この空の花」の上映会を開催しました。
翌3日、特に大きな被害を受けた釜石市の北方にある鵜住居(うのすまい)地区を訪れました。
写真は、JR山田線の鵜住居駅のホームです。ご覧のように、ホームのコンクリートが剥がれて土がむき出しになり、両側の線路も流失しています。
この地区では583人の死者行方不明が出すという壊滅的な被害がでています
写真は、ホームからみた鵜住居駅前地区です。ご覧のように、駅前にあるべき建物はなく、見渡す限り枯草が茂る野原になっています。
正面の白い建物は、200人を超える犠牲者をだした鵜住居地区防災センターの建物です。
鵜住居地区防災センター内には、献花台が設けられています。
この建物の2階天井近くまで津波が押し寄せて、ここに避難した住民の多くが犠牲となるという大惨事が発生しました。
ここでお参りしているとご遺族の悲痛な叫びが聞こえてくるような気がしました。
鵜住居地区の復興の全体計画図です。
「独立行政法人都市 再生機構」(UR都市機構)が中心になって区画整理事業を実施することが決まつたとのことです。
災害に強いまちづくりが、1日も早く完成することを願ってやみません。
こちらは、釜石市の中心部にある上中島復興公営住宅です。
野田釜石市長さんが案内してくださいました。(写真)
さすが釜石市だけあって、用地の提供から建設まで、新日鉄住金株式会社の全面協力が得られたそうです。
単身者用の1LDKと世帯用の2LDKの2タイプを供給しました。
入居者は抽選で決定しましたが、コミュニティに配慮して一部にグループでの申し込みの枠を設けたそうです。
「この空の花」の上映会は、市内の高校の行動で開催しました。
大林監督、野田釜石市長、私の三人のトークを行い、鎮魂と復興への長岡花火の意義を理解していただきました。
終了後、多くの皆さんから「元気をもらいました。」などと感謝の言葉をいただきました。
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