脇野町小児童が訪問!陸前高田市で打ち上げた花火プロジェクトを報告


20131022wakinomachisyo-1 10月16日、脇野町小学校の6年生4人(佐藤さん、小熊さん、島宗さん、古川原さん)と星野校長が市役所を訪れ、「陸前高田市に白菊を打ち上げよう!」プロジェクトの成果を報告してくれました。
 10月10日から12日まで、脇野町小学校の代表として39人が東日本大震災の被災地である陸前高田市立広田小学校を訪問、亡くなられた方の慰霊と復興への願いを込めて花火を打ち上げました。

 両小学校との交流は、東日本大震災の後、当時小学5年生だった児童と保護者が応援の寄せ書きや募金を陸前高田市立広田小学校に送ったことから始まり、その後も、小学校の仮設住宅に住む60世帯へ学校田で育てたお米と手づくり味噌とを送るなどの交流を続けてきました。
 
20131022wakinomachisyo-2 この企画は、平成25年4月に子どもたちが校長に提案。市の熱中・感動・夢づくり教育事業の夢企画を活用して実現しました。
 費用の一部は、脇野町の片野区長をはじめ地元の方々の協力を得て、子どもたちが三島まつりやアオーレ長岡などで募金活動をして集めました(写真)。募金総額は370,913円となりました。
 子どもたちが中越大震災で全国から支援を受けたことを覚えていて、被災地を応援しなきゃいけないという気持ちを持つとともに、長岡花火の慰霊の意味を理解したうえで花火を上げたいと自分で考えたことに、熱中・感動・夢づくり教育の成果が表れてきていると思います。
20131022wakinomachisyo-3 花火の打ち上げには、嘉瀬煙火工業が協力。白一色の慰霊の花火「白菊」と金一色の復興を願う花火「金冠柳」など9発を打ち上げました。当初2発打ち上げの予定でしたが、嘉瀬誠次さんが子ども達の心意気に感動して9発も打ち上げてくださいました。
 花火を見た陸前高田市の方々の大きな拍手とありがとうの声が夜空に響きました。

 長岡市を訪問した子どもたちは、「被災地に元気を届けるつもりが元気をもらったような気がした。陸前高田の皆様に笑顔になってほしい。中学、高校になってもボランティアをやりたい。」などとインタビューに応えていました。