新たに2人の長岡空襲殉難者を確認


20130707sensai-1 7月7日、戦災資料館で開催した「第5回長岡空襲殉難者追慕の集い」において、新たに2人の長岡空襲殉難者が確認されたことを報告しました。
 長岡空襲殉難者の数は、昭和62年8月の「長岡戦災殉難者名簿」では1,461人とされていました。
 その後は、ご遺族等からの申し出により随時確認。その数は今回の2人を含めて23人に達しています。その結果、長岡空襲殉難者数は1,484人となりました。

20130707sensai-2 新たに確認された殉難者は、柏崎市在住の近藤清さんの母「中林みね子」さんと妹「中林ケイ」さんです。きっかけは、近藤さんが長岡戦災資料館を見学した際、長岡空襲殉難者の中に家族の名前の記録がなかったことから名簿への追加を申請されたとのことです。
 戦後60年以上が経過した今日、なお殉難者が確認されたことは、戦災資料館の多くのボランティアの皆さんの努力のたまものです。心から敬意を表します。
 なお、この日の「第5回長岡空襲殉難者追慕の集い」では、殉難者ご家族の原田新司さんが「忘れてはならない」と題してお話をしてくださいました。(写真)

20130707sensai-3 また、長岡少年少女合唱団が、追慕の合唱として「ふるさと」ほかを歌ってくれました。(写真)

 7月7日から8月31日までの間、戦災資料館で「長岡空襲殉難者遺影展・住宅焼失地図展」を開催、長岡空襲殉難者288人の遺影と住宅焼失地図を展示しています。
 今月で開館10周年を迎えた長岡戦災資料館は、空襲を体験された方から戦争を知らない子どもまで、市民のみならず県外からも訪れ、来館者数は20万人を超えました。
 なお、秋には10周年記念誌の発行し、殉難者全員の名前を掲載する予定です。