5月13日、「池田弘氏の渋沢栄一賞受賞を祝う会」が、ホテルオークラ新潟で開催されました。
渋沢栄一賞とは、実業界で多くの企業の設立やその育成に尽力するとともに、福祉や教育などの社会事業にも熱心に取り組み、病院や教育施設の整備のほか、災害救援や国際親善にも大きな功績を残した渋沢栄一のの生き方や功績を顕彰するとともに、今日の企業家のあるべき姿を示すため、渋沢の精神を今に受け継ぐ全国の企業経営者に贈るものです。
受賞理由は、NSGグループを創業し地域の教育水準の向上に貢献するとともに(株)アルビレックス新潟の初代代表取締役に就任し地域密着型のビジネスモデルをサッカーチームの経営に導入するなど優れた経営力を発揮。さらに、異業種交流会「501」を組織し起業支援プロジェクトに取り組むなど、地域および社会貢献面で高く評価されました。
私は、乾杯の挨拶で、渋沢栄一は長岡市の大恩人であることを申し上げました。
明治の初期、維新の三傑のひとり三島億二郎をはじめとする長岡人は、渋沢栄一から手厚い指導を受け、第69銀行(現北越銀行)や長岡會社病院(現長岡赤十字病院)等を設立しました。
これにより、長岡は戊辰戦争の傷跡から力強く復興したわけですので、渋沢栄一は長岡の近代化の大恩人ということになります。
池田弘さんが渋沢栄一賞を受賞されたことに、歴史のつながりを感じました。
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