スケートリンクが出来上がるまで


 安藤美姫さんが演技しているアイススケートリンクは、アオーレ長岡のアリーナに設置した仮説リンクです。
 このリンクをどのように造り上げたのか教えてほしいというご要望を、多くの市民からいただきました。
 リンクの大きさは、21m×42mで、競技用サイズ30m×60mに比べると一回り小さめで、氷の厚さは約5㎝です。
 リンクを設営するまでの作業過程を、「続き」で解説しました。ぜひ、ご覧ください。


 まず、一番下に継目の無い防水シート、その上に断熱材、その上にコンパネ(茶色)を敷き(写真下左)、最後に、継ぎ目の無い防水シートを全面に敷いて、四重の防水対策を施します。
 次に、多数のパイプが中を通っている冷却シート(写真下中)を敷きます。
 写真下右が、冷却シートを敷き終わり土台が完成した状態です。

 

 

 次に、冷却シートの中を通っているパイプに冷蔵庫と同じ原理のコンプレッサー(写真下左)から、マイナス20度の冷却ガスを通しながら、水をまきます。(写真下中)。
 散水と結氷を数回繰り返し、厚さ約5cmのリンクを完成させます(写真下右)。

 こうした作業の結果、仮説リンクが完成しました。結構、手間がかかっていますね。皆さん、アイススケートを十分に楽しんでください。