3月11日、国立劇場で催された政府主催の東日本大震災1周年追悼式に全国市長会長として出席しました。
午後2時46分に約1、200人の参列者全員で黙とうをささげた後、野田首相が、「三つのことをお誓いたします」と前置きし、「復興を一日も早く成し遂げる」、「震災の教訓を未来に語り継ぐ」、「私たちを取り結ぶ助け合いと感謝の心を忘れない」と決意を述べました。
ご退院からわずか1週間にもかかわらず、天皇陛下は、「国民皆が被災者に心を寄せ、大震災の記憶を子孫に伝えてほしい」と述べられました。
強く、かつ、やさしいお心に接し、本当に頭が下がりました。
また、津波で4歳の孫を失った岩手県代表の川口博美さん、結婚したばかりの長男を始めご一家を失った宮城県代表の奥田江利子さん、消防団員だった父親を亡くした福島県代表で中学生の村岡美空さんの三人のご遺族の言葉に、胸を打たれました。
思わず涙ぐんでしまい、あわてて周囲を見渡しましたが、数多くの参列者がハンケチを取り出していました。
最後に、私も献花をしましたが、中越地震をはじめとする災害に対し全国からご支援をいただいた長岡市として、さらに支援の手を差し伸べることを改めて誓いました。