上海で頑張る長岡の企業「北越電研有限公司」を訪問


20110828-1_hokuetu-denken.jpg 8月24日、中国進出企業の現状を勉強するため、長岡市平島の(株)北越電研の中国上海法人「北越電研(上海)有限公司」の工場を訪問しました。
 同社は、製造機械の電子制御装置の製造で成功しており、上海虹橋空港近くの新しい工業団地の一角に拠点を構えています。
 私は数年前この工業団地の建設中に視察に訪れたことがありますが、すっかり完成し多くの企業が操業している姿をみて感動しました。

20110828-2_hokuetu-denken.jpg 同社董事長の平石耕三さんと弟さんで総経理の平石三千夫さん(写真)から、最近の状況を伺いました。
 「中国では日本では取引がない大企業からも受注があり業績が伸びているが、その分日本の本社の仕事が減っていることになるので複雑な心境だ。」とおっしゃっていました。


20110828-3_hokuetu-denken.jpg また、「最近、急に日本の中堅企業から毎日のように中国進出に関する相談を受けていて、日本の空洞化が急速に進むのではないかと心配している。」とのことでした。

 電力不足や円高で企業の海外進出が進み日本の空洞化が進むことに対し、しっかりと対応する必要性があることを実感しました。
 同時に、長岡の企業が中国で大変な努力をしていることを改めて知り、長岡の底力も感じることができました。