米百俵市民の集いでの有森裕子さんの講演でサプライズがありました。
あの「自分で自分をほめたい。」という言葉は、高校生時代に聞いたフォークシンガーの高石ともやさんの詩「自分をほめてやろう」が原点であったとあかされた後、何と、その歌をアカペラで歌ってくださったのです。
「高校時代、京都での都道府県対抗女子駅伝で3年間ずっと補欠だったのです。その開会式で高石ともやさんが読んでくださったこの詩を聞いて感きわまって泣きました。しかし、『いや、いまは自分で納得できない、ここで自分をほめたら弱くなる』と思い、この詩をずっと心の中に封印してきました。アトランタオリンピックが終わった時、自然にあの言葉が出ました。」と、お話しされた後、フルコーラス歌ってくださったのです。
実は、2月のエンジン01の二次会で、私は有森さんからこの歌を聞いていたので、厚かましくも楽屋でお願いしてみたのですが、まさか本当に歌ってくださるとは思っていませんでした。有森さんによれば、講演会でこの歌を歌うのは初めてだったそうで大感激です。
講演は、高校の陸上競技部に入部するときの苦労話や小出監督に認めていただいた時のエピソード等があり、「思い続ければ夢はかなう」という演題にふさわしい大人も子供も励まされる内容でした。
なお、高石ともやさんの詩を掲載しますので、味わってみてください。
「自分をほめてやろう」(高石ともや)
「頑張ったのは君だから
自分で決めた道だから
練習の辛さ 負けた悔しさも
それでも走り続けたわけも
君だけが覚えている
今夜は自分をほめてやろう
見えるだろう 一筋の道 君が選んだ長い道
見えるだろう 一筋の道 みんなが君を待っている