中国人なら誰でも知っている「旺旺仙貝(わんわんせんべい)」で有名な台湾の食品メーカー「旺旺集団」の上海本部を、8月9日、訪問しました。
同社は、長岡の米菓会社「岩塚製菓(株)」との技術連携で発売した「旺旺仙貝」の大ヒットで急成長しました。
現在は、煎餅、飲料等の食料品の他、新聞、テレビ等のメディアやホテル経営にも進出し、中国本土の生産拠点は130か所以上、従業員は約5万人の大企業に成長しました。
旺旺集団は、1983年、当時の岩塚製菓(株)槇計作社長の英断で技術提携したことが大発展の切っ掛けとなったことから、槇氏を「旺旺の父」と尊称し、上海本部ビルには同氏の銅像を安置し顕彰しています。(写真)
これには、長岡市長としても大変感激しました。
上海本部では、旺旺集団の祭総裁の次男祭旺家副総裁にお会いしました。(写真)
氏はまだ26歳の若者ですが、中学、高校はシンガポールで学んだとのことで、まさに「かわいい子には旅をさせろ」のことわざ通りの英才教育を受けたようです。
旺旺集団は、アメリカやヨーロッパにも既に進出していますが、今後は、若い後継者の実力がいかんなく発揮される予感がしました。