5月29日、都内の日本プレスセンターで開催された、「コンクリートから人への行方」と題したパネルディスカッションに参加しました。
(財)東京市政調査会(西尾勝理事長)主催の「都市問題公開講座」の一環として開催されました。
新藤宗幸千葉大学教授の進行で、財政学専攻の池上岳彦立教大学教授、片山虎之助元総務大臣、「八ッ場ダム」の著者でフリーライターの鈴木郁子氏が参加しました。
最初に、仙谷由人国家戦略担当大臣による、日本の成長戦略には、ヨーロッパや北欧のような社会保障的政策をモデルに、労働力再生産のための人づくり、特に大人の職業再訓練が必要だとの趣旨の基調講演がありました。
私は、短期的な財政対策の視点ではなく、産業構造自体の転換、人の「生きがい」を重視する社会への転換ととらえるべきで、その意味で拙速を避け、時間をかけて取り組むべきだと特に強調しました。