4月12日、地震で大被害を受けた四川省都江堰市を訪問し、復興の状況を視察するとともに、同市の奎光小学校に対し児童向けの図書を寄贈しました。
一昨年、長岡市を訪れた都江堰市の劉書記から、子供達の心の復興に関する支援を要請されたことが切っ掛けです。
昨年、上海市の要請で森ビル(株)が奎光小学校の図書館を寄贈した機会を捉え、これと連携して長岡市が図書(約4,300冊)を寄贈することとしました。
書籍の選定は、児童向け書籍の出版社(株)ポプラ社の中国法人北京蒲蒲蘭社が中国の児童専門家等と連携して行いました。
贈呈式には、校長先生や児童をはじめ都江堰市長も出席し、盛大に行われました。
中国では、日本と異なり司書が専門的な見地から図書を選定するシステムが確立されていないようですので、今回の奎光小学校の蔵書の内容は中国でもトップクラスの水準といっても良いのではないかと思います。
そのような意味もあって、今回の長岡市による児童書籍の支援は中国のメディアにも大きく取り上げられました。
今後の中国における小学校図書館の在り方のモデルになれば嬉しい限りです。