「雁木の駅」という耳慣れない施設が、このほど、栃尾表町の一角にオープンしました。
栃尾表町では、平成9年から新潟大学工学部の西村教授(現副学長)、学生、地域住民の協働で、ユニークなデザインの雁木づくりに取り組んできました。
「手づくりによる持続可能なまちづくり」を目標に、無理をせず毎年1棟ずつ新しい雁木を建設してきました。
「雁木の駅」は、その活動の拠点として、長岡市が民家を改装し、3月1日から運営を開始しました。
1階の約90㎡を使用し、和室の無料休憩スペースや雁木の縁側、土間など設けられています。また、これまで学生が提案して実際に建設してきた雁木の模型も展示しています。
毎日午前9時から午後4時までオープン、地元ボランティアが「まちの案内人」として常駐しています。
3月11日には、栃尾表町まちづくり委員会(代表:大港捲二委員長)の主催で、新潟大学の西村副学長や大学院生、地区住民、施工関係者ら40人が出席し、祝賀会を開催しました。