3月6日、阿木燿子さん作詞、宇崎竜童さん作曲の和島小学校校歌の発表会が実行委員会の主催で開催されました。(和島小学校は、昨年4月、二つの小学校を統合し開校した新しい小学校です。)
一昨年、阿木さんを米百俵デーでの講演にお招きした際、阿木さんが主宰する合唱団「ひふみレインボー」の「ひふみ」は良寛様の和歌からとったというお話を伺ったことが交流の始まりになりました。
以後、阿木さんを和島地域にご案内したり、FLAMENCO曽根崎心中を公演したり等、阿木さんと長岡市との交流を深めてきました。
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和島小学校のPTA関係者から、校歌の作詞・作曲をお二人にお願いできないかという相談をされました。何しろロックの世界の方ですから校歌は難しいのではないかという懸念もありましたが快くお引き受けいただきました。
昨年秋、宇崎さんが私に「校歌としては従来にないかなり変わった曲になりました。」とおっしゃったものですから、どんな曲になったのか少々心配したこともありました。
阿木さんの詞は、子供達から寄せられたキーワードを取り入れたこともあり優しい言葉にあふれています。また、何よりも子供達を励まそうという愛情を感じる内容でした。もちろん、曲もその理念にぴったりと合うものに仕上がっていました。
特に、1番と2番の間に中間部の詞があり、その部分を先生や親が歌うことで、子供達、先生、親とのコラボレーションが可能になる趣向となっていたことは、恐らく日本で初めての素晴らしいアイデアなのではないでしょうか。
子供達が、リズムに合わせて体を動かしながら歌う姿を目にしたとき、本当に感動しました。また、約700人の出席者全員が校歌を合唱した際、全員の喜びを肌で感じ取ることができました。
会場で宇崎さんがおっしゃった「流行歌と異なり100年も200年も歌い継がれる可能性のある校歌を作曲できたことは自分達にとっても幸せでした。」という言葉通り、いつまでも和島地域の宝物になることでしょう。
なお、新潟大学名誉教授で全国良寛会副会長の加籐僖一氏揮毫の素晴らしい額もお披露目されました。(写真)
和島小学校校歌
青空をめざして 幹を伸ばす
根曲り杉のように
大地に積った 雪にも負けない
優しくて強くて 澄んだ心
良寛さまの教え
今でも生きてる この学び舎
元気溢れる 和島小学校
勇気こそが君の翼
空飛ぶ鳥 歌ってる
手をつないで歩き出そう
どんな時も一人じゃない
希望という友がいる
グラウンドに弾ける 汗と笑顔
よく学びよく遊べ
山から吹く風 励ましてくれる
季節ごとに変わる 窓の景色
いつだって美しい
自然が豊かな この学び舎
光溢れる 和島小学校
光溢れる 和島小学校