2月4日、環境省の塚本野生生物課長が、トキ分散飼育の取り組み状況を視察するため長岡市を訪問しました。
同課長は、トキ近縁種を飼育中の悠久山小動物公園を訪れた後、新しいトキ飼育施設が建設される予定の寺泊地域の夏戸地区を視察しました。
夏戸地区も写真のようにすっかり雪景色でしたが、長岡市内よりかなり少ない積雪でした。
トキの分散飼育に向けて、一昨年11月から近縁種のクロトキとムギワラトキを飼育し始めました。
昨年は5羽の人工繁殖に成功し、現在11羽が元気に暮らしています。
この2日には、ムギワラトキ1羽が多摩動物公園から新しい家族として加わりました。4月には繁殖活動により、さらに家族が増えそうです。皆さん、ぜひ、悠久山小動物園までお出かけください。
なお、塚本課長からトキの分散飼育を記念し、平成24年度か25年度に「全国野鳥保護の会(主催は(財)日本鳥類保護連盟)」を開催してはどうかという、打診もいただきました。
もし正式に決定すれば、同会は、来年度は金沢市、再来年度は出雲市とトキの分散飼育地つながりで開催される予定ですので、そこに長岡が加わることになれば嬉しい限りです。