12月27日、長岡市と河井継之助記念館友の会との共催で、河井継之助記念館の開館3周年を記念した講演会を開催しました。
地元研究者の内山弘さんと星貴さんによるガトリング砲に関する対談の後、萩市の萩博物館の一坂太郎さんによる「継之助も学んだ松蔭学」と題した講演を行いました。
記念館は平成18年に開館し、来館者数は、約3年間で3万8千人を超えました。
また、旭精機(株)、(株)広井工機、(有)とみしま製作の市内3社が製作した「ガトリング砲」の5分の1模型の記念館への贈呈式も行いました。
寄贈された模型は長さ40㎝、高さ22cm、重さ2kgで鉄製で、ずっしりとした手ごたえがある重みがあります。
また、6本の銃身を回転させるハンドルなど実物同様、極めて精密に作られています。
現在ある原寸大の模型と並んで展示され、歴史だけでなく長岡のものづくり技術をPRする効果もあると思います。
河井継之助記念館は、おもに友の会の皆さんの創意工夫により、蒼龍窟の松の植樹や銅像の建立等、次々と新しい企画が実施されてきました。
長岡藩は、現代風に言えば「市民協働」の先駆けとなる精神文化を持っていましたが、河井継之助も、その長岡藩の伝統の中で藩政改革を断行しました。
その河井継之助を記念する同館も長岡市と市民との協働で成長してきたことにある意味での感動を禁じえません。
私達は、このような力強い歴史の流れの中の一コマを創っています。これからも記念館が市民の手によって大きく成長することを期待します。