神戸女学院大学教授で、「街場の教育論」や「私家版・ユダヤ文化論」(小林秀雄賞)の著書で知られる内田樹さんと、神戸のカフェでおしゃべりする機会がありました。
ブログ「内田樹の研究室」は、2,000万件を超える人気ブログとして有名です。
実は、内田さんは、私の家内の中学校の同期生です。また、衆議院議員の根本匠氏や作家の関川夏夫氏等の共通の知人がいるというご縁もありました。
特に、「街場の教育論」(ミシマ社)は、私の考え方とほぼ一致した内容で、読んでいてすっかり嬉しくなった著書です。
例えば、教育は惰性の強い制度(結果が出るまで大変時間がかかる制度)であり、いわゆる「市場機構的教育論」には馴染まないということ、労働とは協働の場であり協働の排除を前提とした受験能力とは相いれないということ、現場の教員たちのポテンシャルを高めることが重要であるということ、専門分野を横につないで総合的に考える能力を育むことが大切であること等々、うなづける主張が多数ちりばめられています。
8月28日、神戸の阪急御影駅前のカフェで約1時間ほど、教育論や道州制等について、おしゃべりしました。月並みな表現ですが、あっという間に時間が過ぎました。
それにしても、ブログ「内田研究室」を書くエネルギーは、驚くべきものです。内容も濃く、アクセス数が多いのもうなづけます。未体験の方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。